ごあいさつ
子供たちに美味しいもの、安心して食べられるものを
やっぱりこれが原点です。
果樹園は草生栽培なので、何度も草を刈ります。
夏は草との戦いで、一回りした頃にはまた伸びていて大変です。
これが緑肥になり、よく醗酵した堆肥、牡蠣ガラ、海草エキスや
玄米からつくるアミノ酸など、
山の落ち葉の土着菌もいいかなと息子がせっせと土作りに励んでいます。
除草剤を使わないので、木の根元を中心に、わらを敷いて草を抑えます。
これは干ばつの時水分を少しでも守ってくれます。
病気の予防に剪定した枝は炭にして、もみ殻もクン炭にして畑に入れます。
木や葉の顔色をみながら、病気を出さないことが減農薬につながります。
ちょっと掘るとみみずが顔を出します。
もっとほかほかにならないかと、息子は思案していますが
もともと粘土質なので、そうは簡単にできません。
本を読んだり、技術員さんに相談したり農業は毎年一年生です。
今は息子が一生懸命手伝ってくれるので、ずいぶん楽になりました。
今度はなにをつくろうかと考えるのが楽しみです。
津金 裕子